ZZ-R600の発表
新世代出現
- 1989年秋。ZZ-Rシリーズは、その姿を現しました。正面ど真ん中に据えられた、フラッグシップたる1100の姿に、人々の目は釘付けとなってしまいます。だが、その横にしっかりと存在した600。当時日本国内ではあまり話題とならず、国内版400が「当然」出るだろう、という程度にしかコメントされませんでした。その頃海外のメディアにおいては既に試乗が始まっており、特にヨーロッパでハイウェイから峠道まで走らせた時には、両車共に多くのベテランライダー達を驚かせていました。雑誌の試乗記曰く、「予想通
り1100は200km/h台後半までストレスなく加速するが、この600も240km/hまで平気で行く。」「信じられないほどの高速安定性」など、それまでの600を大きく上回る物だったのです。
- 当然このニューモデルは、その計画段階において目標とされた内の１つであるF2レースに多く出場し、大いに結果を出しました。翌年CBR600F2が現れましたが、充分に食い下がっていました。
〜つづく〜
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